cazal 643
恒例の眼鏡ネタですが、所々で私の憶測や主観で語っているところが数か所点在しています。
ヒップなファッション、カルチャー、ライフスタイルを求めるHOUYHNHNM読者の方には時間の無駄になるかもしれないので、お忙しい方は適当にスクロールして下さい。
Cazal mod.643
久々に最近GETしたカザール。
とは言えども当時のオリジナルではなくて復刻モノです。
まぁ、度付きレンズを入れて普段用にガンガン使う予定なので、ヴィンテージじゃないほうがいいかもしれないって事で。
ちなみに643というモデル。
本当なら新旧並べて比べたいくらいですが、古い方のオリジナルと言っても西ドイツ製ではなくてベルリン崩壊直後のドイツ製なので、基本西ドイツ製のヴィンテージばかり集めていた者としては所有していなかったので断念。
とりあえず資料を見る限りでは、新旧で若干セル部のボリュームや角度が違う気がします。
まぁ、その辺はmod.607の復刻のヒットの影響の流れなのでしょうか?
“建築は人間全体を捉えてデザインされ、人間は建築の細部で生かされる。反対に、眼鏡は人間の一部である目元を捉え、全体に影響を及ぼす”
CAZALの創設者、故Cari Zalloni氏の言葉です。
ウィーンの名門芸術アカデミーでバウハウスの影響を強く受け、家具や陶器などを中心に、デザイナーとして活躍していた経歴を持つ彼ならではの哲学。
賛成反対はともかく、モノを作ったり扱ったりするうえでそのような感覚を意識出来るのか出来ないのかで全てが大きく変わるという事を初めて感じたのは当時の私にとっては大きかったです。
ちなみにCari Zalloni氏、そんな哲学を言いながらも実際に制作してきたモノは皆様が知っての通りアイウェア界では相当トバしてきたものばかり。。。
その矛盾なのか上辺だけなのか天然なのか知らないけど、そのド変態っぷりが逆に説得力を感じてしまいます(笑)