C級の美学
いつも近くを通ると入ってしまうのが
信越そば(外苑前)
しかも、いつも蕎麦は注文せずに
カレー丼(¥520)のみ
ご飯にポーチドエッグとバラ天(豚バラの天ぷら)を乗せ、
出汁が効いてかつスパイシーなシャバシャバなカレーを注ぎ込んだブツ。
事務所が近所にあったので、当時イベントへ行く前やレセプションの後などしょっちゅう食べていました。
もうね、美味いとか不味いじゃなくて、青山通りの一等地で安価であのスタンスで24時間営業という現実と、ガラパゴス化した味と接客のクオリティーから生み出される妙な説得力が消費者としても自営業者としてもある意味究極の魅力を感じてしまうのです。
ネットを見ると必ず「商品以外の付加価値」や「マネジメント」や「人と人とを繋げる」とか「地域活性」や「成功の法則」などの言葉や方法が薄っぺらく溢れて、それに対して違和感を感じている者として、
(でも少なくとも現在その風潮こそが大正義であり、私が異端であるのも重々承知ですがね。)
そんな、ただの安い蕎麦屋から生まれる謎の説得力が神々しく感じてしまいます。
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