ミティラーアートと悪趣味ブーム
ミティラーアートのトレー(ネパール)
※ミティラーアートとは
3000年の昔から、ミティラー地方の女性達により伝承されてきた文化。富や多産、豊穣、健康といった日々の祈りを形に表す物として母から娘に受け継がれてきて、本来は家の土間や土壁に儀式として描かれ、祭りが終わったら消されるという物でしたが、1967~68年の飢饉に端を発した、女性の自立のための美術運動によって、この伝統美術を応用した商品が多く作り出されるようになりました。
独特の観点でディフォルメされた、上手いとか下手という物差しでは計れないところが、民族文化品の魅力。
そういった視点ではミティラー画は相当な高得点といったところでしょうか。
ちなみに、すごく個人的な解釈になりますが、
ねこぢる氏の描いてきた目とミティラー画はちょっと似ていて
(彼女がミティラーアートを真似したわけでは無いでしょうが)
その虚無を含んだような何とも言えぬ眼の表現とインド・ネパールの生と死の価値観のような物が見事にマッチングするあたりに
ねこぢる氏のインド・ネパールに引き込まれていった理由が見え隠れするのでは。。。
と、当時の悪趣味ブームに影響を受けまくった私が言っていますが、気にしないでください。
【WEB SHOP】
https://takeproduct.stores.jp/